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外科室 -泉鏡花-

外科室内での手術の執刀医である医学士と、

その患者である伯爵夫人の純愛を描いた短編小説。


む、難しい…。

一読しただけでは、話の内容が半分ぐらいしか掴めませんでした。

再読した後にネットに上がってる感想を読んで、

何となく理解しましたが、現代の感覚でこの話を理解するのは困難ですね。

どうも、この時代を覆う文学の空気というやつには馴染めません。


そんな話の内容より気になった一文。

これとうてい関雲長にあらざるよりは、堪えうべきことにあらず。

麻酔無しの手術をしてくれと頼む夫人に医博士が言う台詞なんですが、

これは三国志演義でホウ徳の毒矢を腕に受けた関羽が腕の治療を受ける時に、

手術の為に麻酔をしようとする華佗に「そんなものは必要ない」と言ってのけ、

麻酔無しの手術中でも碁を打ちながら平然としていたという場面にちなんだものですね。

三国志好きとしては思わずニヤリとしてしまいました。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 6点
  • 感想   切ない

ところで泉鏡花って男だったんですね。

今までずっと女性の名前だと思ってました。

檸檬 -梶井基次郎-

病気を抱えた筆者のエッセイ、でしょうか?

街を散策しながら、心に浮かんだことをつらつらと書きつづったお話です。


以前は楽しめたもの、魅力に感じたものが、今はまったく楽しめない。

逆に何ということはないものに妙に心を惹かれる。

その感覚は最近の僕の心境によく似ていて、強く共感しました。

やや、情緒不安定な感じがいいのです。


それにしても心というやつはなんという不可思議なやつだろう。

まったくその通り。


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ブックレビュー
  • 総合評価 7点
  • 感想   感慨深い
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(2007/10/18)
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