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手袋を買いに -新美南吉-

寒い冬に狐の母子が街に手袋を買いに行く話です。


子狐の言動がいちいち可愛いですね。

雪の反射を目に何か刺さったと勘違いしたり、

雪を触って冷たくなった手を母狐に差し出して

「お手々がちんちんする」と言ったり、

街の明かりをお星さまと勘違いしたり。

そんな子狐と母狐との暖かいやり取りに、ほのぼのさせられます。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 10点
  • 感想 心温まる

山月記 -中島敦-

唐の伝奇小説「人虎伝」を素材に書かれた小説。

詩家として名を残そうとするも挫折し、虎になってしまった男の物語。


この話は高校の時に読んだ時はそれほど気にならなかったのですが、

ある程度年齢を重ねてから読むと、まったく違う感想を抱きますね。


虎になってしまった主人公の李徴(りちょう)が、

かつての親友袁傪(えんさん)に己の悔悟を告白する場面は、

哀切に満ちて胸に迫ります。


とにかく李徴の告白は耳に痛い。

自分の才能の有無を知るのが怖くて本気を出すのを恐れたり、

才能の不足が暴露されるのを恐れて人を避けたり、

努力をする事から逃げたり。

読んでて他人事とは思えないぐらい、李徴に感情移入してしまいました。

自分が特別な人間じゃないと認める事は、本当に辛いものですから。


自分の過ちに気付いた時には、

既に虎の身と成り果ててどうする事も出来ないという李徴の苦しみが、

嫌になるくらい伝わってきて、この話を読む度に何ともいえない気分になります。


取り戻せないものに思いを馳せた時の心躍る気持ちと、現実のギャップ。

あの時、こうすればよかったという後悔。

僕にとって山月記とは、人の心の痛みを抉ってくれる作品です。

(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)


ブックレビュー
  • 総合評価 10点
  • 感想 切ない
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